オトナの・・・
公開日:
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最終更新日:2014/05/19
日日の色色。
最近、ワタシの身辺で、絵本の話題がちらりと出たので
以前、ココとはちがうところで書いた日記に
絵本のことを書いたのを思い出したので
ココに転載してみます。
最近は子供だけではなくて、大人でも感動したり考えさせられたりする、
そんな絵本がたくさんあるらしい。
シルヴァスタイン著『ぼくを探しに』という絵本。
絵本って基本的に読まないけど、この一冊だけは
手にとって読んでしまった。
きっかけは…
至極簡単。ワタシの好きな某 堅・平井が読んで感動したらしいから。
ミーハーなので。
ストーリーは、パックマンのような『ぼく』が足りない何かを
さがして旅をするということ。
まん丸い形ではないので、何かがかけてる、何かが足りない。
それで楽しくない。
で、足りないかけらを探しに行く。
かんかん照りの日もあれば雨の日もある。
雪の日もあれば温かい日もある。
山を登ったり、壁にぶつかったりもする。
『ぼく』は欠けてるので、うまく転がれないから
虫と話をしたり、花の匂いをかいだり、歌を歌ったりして
のんびりと『ぼく』のかけらを探している。
そして、かけらに出会う。
でもそれは、大きすぎたり、小さすぎたり
角ばりすぎたり、とんがりすぎたり、
なかなか『ぼく』のかけてる部分にしっくりこなくて…
で、とうとう『ぼく』とぴったりのかけらに出会う。
そして、『ぼく』は転がり始める。今までにないくらい
速いスピードで…。
絵本といえど、真っ白いページに黒でシンプルに描かれている。
シンプルすぎるぐらいシンプルなので、無垢な気持ちで
本に入り込んでしまう。
いつしか『ぼく』がワタシに憑依して…
結局、かけらを手に入れた『ぼく』は、転がり続けて、
あんまり速く転がるから、虫と話すことも、花の匂いをかぐこともできず
ピッタリ埋まってるから歌もうまく歌えなくなって…
そして『ぼく』はかけらと別れてまたのんびりと歌いながら転がりはじめる。
足りないかけらを探すために…。
読み終えて、泣いちゃった。もう、嗚咽交じりの号泣。
人間は、いつも何かを探しながら生きてる。
何か足りないから、人間なんだと思う。
きっと、何もかも手に入れたらきっと
知らず知らずのうちに、何かを失ってしまうんだろう。
それに気づくか気づかないか…。
探し続けることが、人生なんだな~。
なんてね。
ちょっとマジメになっちゃいました。
今日、絵本でとてもいいのがあると教えてもらったのが
偶然にも同じ作者のだったので、その話やいろいろはまた今度。
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Thank you for everything!!
今日は忘年会でした。 ミシュランガイド2009大阪・京都版で1つ星を獲得した玉造にある『ながほり』と