こんにちは。
奈良の色彩と占い処実輪(みのわ)の阪口みのりです。
たぶん興味ないと思いますが、
私、平井堅のファンです。
【恋は盲目】
— Yukimi (@yukimicolore) May 23, 2021
とはよく言ったもので、平井堅氏のFC更新月なので手続きしてたら、、
まさかの継続期間20年!!
ひとり成人させてしまうぐらいやんか。
20年早いわー。
ライブツアーの追っかけツアーしてたの懐かしいわー。
そら歳とるわー。#平井堅 pic.twitter.com/as7X5AEo4s
で、ですね。
5月12日に平井堅様のニューアルバム「あなたになりたかった」が出まして、
ファンとしてはもちろん予約して購入しましたが、
(初回限定盤とかなんかの限定盤とかありますが、正々堂々と特典なし通常盤を購入する根っからのファン)
5月は書道の発表会の作品製作の締め切りが5月25日だったので、

作品を書き上げるラストスパートの時期になったので、都合よくBGMにしてました。
↓CD買ったら幸せが訪れるよ。知らんけど。
このアルバム、じっくり聴けば聴くほどめっちゃグリーンっぽいんですよね。
ということで、平井堅のニューアルバム、「あなたになりたかった」のなにがどれだけグリーンなのかをあれしてみます。
なんかちょっとサビのキャッチ―なリズムや歌詞でバズるとヒットなる昨今にあって、
ファンの3割増しの欲目を差し引いても、このアルバムはアルバムで聴くべき作品だと思います。
↑ポチっとな
そもそもタイトルからしてグリーン。
アルバムタイトル「あなたになりたかった」。
グリーンには「嫉妬」、「羨望」という意味があります。
自分と比較して他者が優れていると思い、
それを羨ましいと思う。
あなたと比べてなんで私は…のような気持ちですね。
すごいな、あこがれちゃう!というよりはむしろ
なのに私は…という、どちらかというと感情が自分に向いてくる感じです。
「なりたかった」なので、あなたになりたかったけれど、どうなのか、
ならなかったのか、なれなかったのか、なる必要がなかったのか…。
その答えはわかりませんが、グリーンの羨望も
「隣の芝生は青く見える」的なことが往々にしてあるんですよね。
グリーンの羨望は、やがて嫉妬に姿を変えていくので
#10 知らないんでしょ?は
知りたくないのに調べてしまう、とか真似てしまうとか、
一曲まるまる全編が「あの子」を見てる「私」の羨望と嫉妬が憎しみに変わりそうなグリーンだし、
あいみょんとのコラボ曲の#2 怪物さんの歌いだしとラストの
「私をそこらの女と~」のくだりなんて
まさに比較のグリーンですわな。
しかし平井堅様はなんでこんなに心の中のドロッとしたものをサラッと表現できるんだろうか。
天才やからか。。
満たされないグリーン
「私はこの街が嫌い」(#6 オーソドックス)
「描いた夢は叶わないことのほうが多い」(#1 ノンフィクション)
とか、これはこのアルバムに限らず、平井堅様はちょっと卑屈な歌詞が多い。
卑屈というより何かが足りないというか、どこか満たされていない。
つかめそうでつかめない、とか
すごく遠い、とか。
でもおそらく、つかんだとしても、永遠に手にすることのできない何か、というグリーンなのかな。
というか、ノンフィクションの
「鞄の奥で鳴る鍵 仲間呼ぶカラスの声」
という一文で虚無感を感じさせるとか天才の所業だと思う。(グリーン関係ないけど)
「生きる」のグリーン
なんやかんやですが、グリーンって生命の色。
永遠の生命の色ですね。
#4の1995は、歌いだしが
「緑色の涙」なので、グリーン確定ですけど(笑)
サビの
あの世のリズムとこの世のリズム
あの世とこの世は生と死をつなぐもの、
死の中から生を見出すグリーンをイメージさせるような感じ。
さらに、このアルバムの最後の曲「おやすみなさい」の歌詞は全編ひらがななんですが
歌詞の
きえたいよるにまけないように
や、
おやすみ おやすみ めがさめたなら
おやすみ おやすみ またよろしくね
というところあたりは
今日が終わり明日がくる、明日をまた生きていくということ、
絶え間なく続き、生きていくグリーン、
「負けずに生きるぞ!ウォウォウ!」という強さではなく、
「それでも明日、生きようね。」とそっとやさしく見守るグリーンの生命力にあふれていると思います。
ちなみに平井堅様のライフカラー(持って生まれた色ね)はレッドでグリーンの補色。
源氏物語における、登場人物の女性がすべて(作者の紫式部ふくめ)紫色にまつわる名前で、
主役の光源氏がその補色のイエロー、というのに匹敵するような、
「あなたになりたかった」という13のグリーンの曲を紡ぐのが、ライフカラーレッドの平井堅、みたいな、お後がよろしい感じに締めくくられるわけです。
何が言いたいのかというと…
と、やいやい書きましたが何が言いたいのかというと、
とにかくアルバム聴いて!ということです。(シンプル)
アルバムぜひ聴いて、私と平井堅様ファンバカトークでも
しようではありませんか!