こんにちは。
奈良の色彩と占い処実輪(みのわ)の阪口みのりです。
トリニティカラーセラピーのボトルは12色あって
12色の中でイメージと色の意味とが0か100かぐらいの振り幅のある色、それがピンクです。
そもそもピンクのイメージは…

かわいい顔してピンク。
ピンクは好き嫌いがパッカーンと別れる色です。
(阪口調べ)
とくに若年層の女性はそれが顕著。
ピンクがかわいらしさや女性性、自己愛とかの心理的キーワードが、多感な思春期にとっては0か100なのかな、と推察しています。
そんなピンク。
カラーセラピーで選ばれる率がわりと高いです。
しかしながら…
カラーセラピストさんにとってはうっすら難読な色だったりします。(と思います。)
なんで難読かというと、「わかりやすいのにわかりにくいピンク」というのが大きな理由でしょう。
ピンクの第一印象のイメージは
少女、乙女、幼い、かわいらしい、
子供っぽい、未熟(まだ成熟してない)
などがあります。
弱々しい赤ちゃんや幼い子供のように、純真無垢で守ってあげなければ!と思わせるような色です。
ピンク、わかりやすい。
さらに、依存度高いので、自分からは要求はしないけどなんかちょーだい、くれなきゃ拗ねるぞ、というピンクちゃん。
自己愛のピンクなので、最高に甘えたです。
私大好き。
ピンクわかりやすい(再)。
たぶん思春期のピンク好き嫌いがハッキリしているのは、自分のことが無条件に好きか、あるいは自分のことが好きと思えないか、という成長していく過程での心の変遷があらわれてくるからじゃないかな、と推し量ってます。
もちろん、自分のことが好きがよくて好きじゃないからダメ、ということはまったくありませんよ。
とにもかくにも、このあたりのピンクは
私、わたし、ワタシ!
無条件に愛されたい!超絶無垢な自己愛カラーです。
ここまでのピンクはイメージそのままでわかりやすい。
ですがここからピンクは成長をしていきます。
成長していくと、ちょっと今までのピンクの少女のイメージが大きく変わってくるのです。
無垢なピンクがやがて成熟すると…
ピンクの少女が大人の階段を上るとマゼンタになります。(色が変わってるやないかい!)

大人の階段のぼるぅ~
マゼンタは、経験、経年を重ねることで成熟していく色。
酸いも甘いも、みたいな感じです。
見分を広げ、さまざまな経験を重ねて成長していきます。
人間的に充実して豊かになっていったのがマゼンタ。
マゼンタってちょっとお世話焼きのところがあるので、尽くしてくれそうな色です。
マゼンタが尽くすことで、自分の存在を確認、確立していき、さらに人生や人間性を成熟し充実していきます。
また、マゼンタは「自己愛」の視点で考えると、自己愛軸がわりと他者軸になってくる傾向があるかなと思います。
経験は社会性が深くかかわってくるものなので、100%ではないけれど他者軸が判断基準として優位に立ってくるんでしょうね。
しかしながらマゼンタにとって、結果自分にとってどうか?が重要になってくるので、
「他者にとって私はなにができて、それは私にとって何の意味があるのか。」
が重要なのね。
判断基準は他人軸ですが、結果自分軸、みたいな。
やがてマゼンタはピンクに回帰する
成熟したマゼンタがさらに大人の階段を上りきると、またピンクに還っていきます。
夢見る少女ピンクが大人マゼンタになって、さらに時を重ねると、またピンクになります。
成熟しきって達観しまくって至ったピンクは、
人の苦しみを自分の苦しみとして受け止め、困っている人を助け、世の中の役に立とうとしてそれを行おうとします。
まるで菩薩。

菩提薩埵ピンク。
ピンクは人のために尽くすのですが、そこに見返りを求めません。
いわゆる「施し」です。
与えることに意味はなく、ただ与えるだけ。
人々の幸せのために、ただ「施す」。
あなたの幸せが私の幸せッ!!!
というわけでもない。
ただそれがそこにある幸せ、的な。
めっちゃ菩薩や。
ちなみに菩薩って
菩薩はいずれ如来になるべく悟りを求めながら、人々に現世利益の福徳を授けてくれる仏です。
如来はすなわちお釈迦さまのことで、「無上上(この上なく尊い)」。
色でいうとクリアでしかない。
クリアは神そのものを象徴する色でもあります。

神で仏のクリア。
カラーセラピストさん泣かせの難読カラー、クリアのことはまた改めてあれするとして…
やがて如来のクリアに進んでいくために、自我や我欲を消し去って菩薩になる。
それがピンクの最終形なのです。
※現在はオンライン講座のみ受付中です。