世界の色のイメージ その②。

こんにちは。
コローレ・ルーチェのカラーセラピスト阪口みのりです。
前回の記事「世界の色のイメージ その①」の続き。
というか、マニアックな色の話題が続きますが、読んでても意味がよくわからないというご意見もありますが、そういうのは気にせずに突っ走ります。AB型なのde。
NHK-BSの Cool Japanの出演者の出身国、アメリカ、スペイン、オーストラリア、中国、ベトナム、コンゴ共和国、ブラジル、フランスのそれぞれの国と地域での色のイメージを語り合うもの。
嫉妬に続いては「いやらしい(lust)」の色。
lustは「欲望」です。
色別に、
レッド → アメリカ、スペイン、オーストラリア、ベトナム、コンゴ、ブラジル
オレンジ → フランス
イエロー → 中国
セクシー、パッション(情熱)の色だから、というのがレッドの理由だそうです。
レッドは情熱的な熱量や活動力、いわゆるイケイケ(古)な色です。
ストレートな性的欲求の色でもあります。
レッド、わかるねぇ、という感じです。
日本では、性的なイメージとしては「ピンク」ではないかと思います。
「ピンク映画」や歓楽街を「ピンク街」などという表現をすることがありますし、都市伝説ですが、大阪市営地下鉄の千日前線はピンクで表現されているのが、千日前という歓楽街の下を走っているからという理由だと言われる由縁だと思います。(都市伝説なのでパブリックな意味ではないと思われます)
日本でいう「ピンク映画」は、中国では「イエロームービー」というのだそうです。
そこから、「いやらしい」イメージがイエローだそうで。
ちなみに中国(アジア圏)ではイエローは「黄河(文明が栄えた尊い川)」だったり「黄帝(皇帝ともいうけれど)」で表現されるような高貴な色でもあるので、そのギャップが面白いなと思います。
高貴と欲は紙一重なのかもしれません(笑)。
ちなみに欧米圏では日本でいうピンク映画は「ブルーフィルム」という表現をされるのですが、あからさまな欲望がレッドでそれを可視化(映像)にしたものがブルー。
そんなレッドとブルーを足すとバイオレット(紫)で、これまた紫は欧米(日本も含む)では高貴な色なので、人間の三大欲求のひとつである性欲はある意味高貴なものとして捉える向きが人間の根底にはあるのかもしれませんな、と思いました。
ちなみにフランスの「オレンジ」の理由は、いやらしいという感情は単純なものではないので、レッドなどの混じりけのない色(一次色)ではなく中間的な色、という考えだそうな。
これはフランスの一般的な感覚というより個人的なもののような気がしますが、色のイメージは固有のイメージも往々にしてあるので、それもまた考えのひとつかな、と思います。
それでもオレンジは「ブルーフィルム」のブルーの補色でもあるので、それはそれで興味深いです。
と、この番組を見て、「嫉妬」「欲望」ときたらカトリックの「七つの大罪」がふと浮かんだので、それについても色からの考察を深めてみました。
またこれもマニアックに長くなるのでまたいつか。
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